僕はライブを長髪でやるようにしておりまして、アデランスのフルカスタマイズのウィッグを使用しております。その辺の成り行きを取材した記事が出ました。暇で仕方がない方はご一読ください。

 

https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/572614/

 

やっているこちらはいっこうに飽きないのですが、 残念ながらお客さまが飽きてしまう曲というのもございます。

 

Why Aren't You Readyという曲、これが僕は大スキでありまして、数年前の一時はだいたいこれからライブを始めていたのですが、まったく飽きませんでした。

 

これがそれ。2013年の恵比寿LIVE GATE時代のWhy Aren't You Ready。

 

ところが、お客さまが「何回やっても」どころか始まって60秒ですぐに飽きてしまうという難点があり、このところライブではやっていません。

いつかまたこの迷惑な曲も再演したいと思っております。

 

 

 

ライブで何回やっても飽きない曲というものがありまして、僕にとってはSweet Talkerがそれであります。このところのBluedogsのライブでは必ずやっております。毎回この上なく気持ちよくなれるんですね、これが。

 

これがそれ。前回のライブでやったSweet Talker。

 

Whitesnakeの1980年のアルバム、Ready An' Willingに収録されていて、リアルタイム(ということは40年前か……)で聴いたのですが、そのときはそれほどグッときませんでした。ところがその後、 Live In The Heart Of The Cityというライブ盤で聴いたところ、これが涙が出るほどよくて、以来この曲のトリコになっております。とくにギターソロの前半の終わりから後半につながる部分のチョーキングの繰り返し。鳥肌、立ち!まくり!

 

どんなに好きな曲でも何度もやれば飽きるもの。ジッサイ、世界一スキと言っても過言ではないAC/DCのR&R Damnationですら、ライブで6回ほどやったら「もうしばらくはイイか……」という気持ちになりました。

 

なぜSweet Talkerがこれほどまでに持ちがイイのか、言語的には説明しかねますが、次回も必ずやりたいと思います。

 

 

 

「フォーク兄弟」はハーモニーが命。

声が似ているのでハモりやすい。これが兄弟ユニットの特徴であります。

 

2014年の特設ステージ(自宅居間)でのライブからOpen Your Eyesをお聴きください。



 

河村隆とわたくしの兄弟は、Bluedogsからのスピンオフユニット「フォーク兄弟」でも活動しております。

企業のイベントやパーティでの仕出しライブもやりましたが、基本は自宅での無観客ライブ。

 

フォーク兄弟で「涙の乗車券」をお聴きください。

 

 

 

新型コロナウィルス騒動で「無観客」という新概念(?)が実行に移されていますが、わたくしは数十年前からしばしば自宅で無観客ライブを挙行しております。正確には無観客ではありませんで、オーディエンスはお蝶さん(犬)。ギターで美メロを歌い一人で愉しむというもの。

 

「カブトムシ」は6thのコードを使った美メロがたまりません。



 

娯楽の殿堂、渋谷「TAKE OFF 7」を拠点に活動しているBluedogs、現行メンバーの5人をご紹介いたします。

 

河村隆:リーダーにしてリードヴォーカル、ギター担当

とにかくBluedogsが大スキ。率先してリハーサルスタジオの予約、ライブの段取り、レコーディングの取り回しに余念がありません。彼は名字が異なるもののわたくしの実弟でありまして、50数年に亘って活動を共にしております。声帯が似ているのか、僕とのコーラスの混ざり具合がイイ。使用ギターはトリオ時代にはストラトキャスターやムスタングのこともありましたが、ここ最近はハードなロックなのでゴールドトップのレスポールとなっております。使用アンプはマーシャル。当然ですけど。エフェクターはなし。当たり前ですけど。

 

 

ゆう:ヴォーカルとダンス担当

戸倉隆さんとのバンド、Suspicious Jenny時代はサックスやギターもやっていましたが、Bluedogsではリードヴォーカルにサイドヴォーカルにと健声をふるっています。特筆すべきはそのステージングで、半世紀を生きたとは思えない体形を無意識のうちに維持しているのはさすが。キレの良いダンスはライブでも人気です。「美熟女の歌と踊り」コーナーにご注目。

 

 

松山和男:ドラムとヴォーカル担当。

バンドの要。まっくんの重いけどタイトなドラミングなしにはBluedogsは成立いたしません。ドラマーなのにメンバー中最も音感が良く、また曲の構成なども正確に解説してくれるため、リハーサル・スタジオでもしばしば先生役を果たしてくれています。

 

 

戸倉隆:ギター担当。

リーダーの河村氏の中学時代からのお友達で、中学生のころから(今でもライブでやっている)"Let Me Go Rock And Roll"をいまと同じように弾いていたとのこと。ロックとサーフィンを愛するナイスガイで、ライブの途中から両者が混然一体となるせいか、上半身裸で狂気の演奏を繰り広げます。使用ギターはレスポールとグレッチのセミアコ。使用アンプはフェンダーのオールドのベースマンにオールドのテープエコー(ローランドの名器)をつないだもの。アンプヘッドだけでなくキャビネットもフェンダーのをライブに持ち込むという凝りよう。エフェクターはなし。当然ですけど。

 

楠木建:ベースとヴォーカル担当。

この3年ほどアデランス提供でライブをやっております。ベースもスキですが、5人体制でハードロックになってから演奏で難しいことはやらなくなったので、もともとスキなヴォーカルやコーラスもより多くやるようになりました。使用ベースはフリーダムという東京は下町にある工房製のプレシジョン。異様に気に入っておりまして、いつまでもどこまでもライブはこれ一本でやっていくつもりです。レコーディングでは曲によって同じくフリーダムのフレットレスのジャズベースを使っています。使用アンプはアンペグ。アンペグのオーセンティックで太い音が大スキ。弦はダダリオのニッケルのラウンドワウンドのミディアムライトゲージ。エフェクターはなし。当然ですけど。

 

 

Bluedogsはいつでもいまがベストメンバー。ご愛顧のほどお願い申し上げます。

 

 

Bluedogsの結成は1989年。最初のライブは、いまはなき渋谷のYAMAHAのライブ会場の「Doin'」でした。結成時メンバーは、河村隆(vo, g)、松山和男(d, vo)、ミッキー長野(key)、それにわたくし楠木建(b, vo)の4人で、このときは確か30分程度のステージだったと思います。

 

その後、メンバーが社会人になり、生活が変わったこともあってバンドはしばらく休止状態だったのですが、90年代の終わりにキーボードの文さんこと佐藤文子さんが加入して目黒の「Live Station」で活動を再開。当時僕は国立の一橋大学の本部キャンパスで仕事をしていまして、どこかにキーボードが上手な人はいないものかと探しておりましたところ、僕のゼミの学生だったOzzyさん(Ozzy Osbourneがスキだったのでこう呼んでいた)が近所の国立音楽大学のピアノ科の学生だった文さんを紹介してくれたのでした。仕事仲間の馬場由利子さんもコーラスで参加。

 

目黒Live Station時代、20年前のBluedogs。馬場(cho)、佐藤(key)、河村、松山、楠木

 

当時はわりとテクニカルなジャズロックのような曲もよく演奏しておりまして、僕の使っていた楽器も現在のプレシジョン・ベース(=ロックの王道)ではなくフェンダー・ジャズベースでした。気分はマーカス・ミラー。マーカス・マナーの黒いハットをかぶっています。

 

で、国立音大のピアノ科を卒業した文さんはいったんなぜか銀行員になるのですが、2004年に渡米。The News Schoolで本格的なジャズの教育を受け、卒業後はNYでプロのジャズ・ピアニストとして活躍、もはやBluedogsどころではなくなってしまいました。リーダーの河村隆も同時期に本業でNYに引っ越してしまい、しばらくBluedogsは活動休止となりました。

 

河村の帰国で活動を再開。しばらくは河村、松山、楠木のトリオでやっていました。ライブの拠点は一定せず、渋谷でやったり、赤坂でやったり。恵比寿のLive Gate Tokyoがいちばん多かったと思います。

 

 

 

トリオ時代のBluedogs

 

そのうちに、斉藤あっくんがコーラスで参加。合宿をやったりして活動が活発になり、2時間という迷惑な長尺ステージをやったりしていました。
 
あっくんがいたころのBluedogs。リハーサルスタジオにて。
 
で、あっくんが東京から離れてしまい、またトリオに戻ります。10年ほど前から拠点を現在の娯楽の殿堂「渋谷Take Off 7」に定めました。何回か一緒にライブをやったのが戸倉隆さんの5人編成のロックンロールバンド、Suspicious Jennyであります。戸倉さんは河村および僕が中学生のころから知っているお友達。ちなみにBluedogs以前の大学生時代は河村、戸倉、松山各氏はEscapeというバンドをやっていました。
 
Suspicious Jenny。Stray Catsとかその方面のロカビリーを中心にやっていた。
 
Suspicious Jennyは数年前に解散してしまい、Vo&Saxのゆうさんとギターの戸倉さんがBluedogsに合流。この数年は現在の5人編成に定着しています。
 
Bluedogs現行モデル。右から松山和男(dr, vo)、ゆう (vo)、戸倉隆 (g)、河村隆 (vo, g)、楠木建 (b, vo)。おかげさまを持ちまして全員50代になりました。今がベストです。
 
現在はトリオ時代のようなテクニカルでシブい曲ではなく、70年代モノを中心に、Zeppelin, Grand Funk, AC/DC, The Beatles, Whitesnake, Iron Maiden, Deep Purpleなどなど、われわれが子供のころからスキでシビレまくっていた曲を「渋谷Take Off 7」にて演奏しています。
 
 
最近のライブの様子。徐々にお客さまにも来ていただけるようになりました。
 
 
学生時代に最初のライブを一緒にやったミッキー長野さん (key)も業務多忙の中、ときどきサポートメンバーで参加してくださいます。
 
結成30年余、いろいろとありましたが、一貫して変わらないのはこれ。
エフェクターなし。完全アンプ直結のストレートサウンドでハードドライヴィンなロックをお届けしております。
 
みなさまにおかれましては、Bluedogsをご贔屓にお願いいたします。

みなさまにおかれましては平和にお過ごしのこととお喜び申し上げます。

 

さて、私こと楠木建はこのたびAmeba公式ブログをリニューアルし、「楠木建のBluedogs日記」として再開いたしますことをここにお知らせ申し上げます。

 

ジッサイ、このところこのブログでは、私が所属いたしますバンド、Bluedogsのライブのお知らせやご報告がメインになっておりましたが、昨年秋に日々の読書感想や雑感や考えごとの発信を「楠木建の頭の中」というオンラインコミュニティ(←こちらもぜひご参加くださいませ)の方に移行して以来、いよいよ書くこともなくなり、いっそのことBluedogsのブログとした方がイイということになりました。

 

ライブのお知らせはもちろん、Bluedogsの活動報告や音楽にかかわるあれやこれやをこちらのブログにて発信してまいります。ひとつご贔屓にお願い申し上げます。

 

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

 

例によって、僕の所属バンドBluedogsが秋のライブをやります。結成30有余年。種目はロック。50代のメンバーがティーンエイジャーだったころに痺れまくった70sのロックの名曲をいまでも演奏しています。

 

11/16(土)16:00スタート。場所はいつもの渋谷テイクオフ7。17:15までにはきっちり終了いたしますので、その後のご家族、お友達とのお食事にもスムースにおいでいただけます。

 

 

今回の出し物は以下の通り:
ーLed Zeppelin, Grand Funk, AC/DC, Maiden(堂前さんの大スキなThe Trooper), Whitesnake, Carolなど厳選した70sの名曲をお届け
ー美熟女で昇天!のコーナー
ー前回に引き続き、日本精工株式会社への社歌提案コーナー
ーAC/DCで自己解放のコーナー

 

コメントいただけましたら、前売り券(2000円)を当日会場入り口でお買い求めいただけますよう手配いたします。

 

気の迷いが生じたら迷わずお越しください。とりわけ、電通の安田部長、いかがでしょうか。テイクオフ7でお待ちしております。

渋谷テイクオフ7|渋谷区宇田川町32‐12 http://www.kox-radio.jp/takeoff7/access/